2007-06-02

海抜三千メートルの日光浴@唐沢岳

海抜三千メートルの日光浴@唐沢岳

5月最後の木曜日。連休明けの米国出張の主目的だったラスベガスでの展示会で出会った、米国人夫妻のショールームアテンド・商談を終えて帰阪する予定だったが、「山が呼んでいる」。西新宿のスポーツ用品店でスニーカーを買い、革靴の脱ぎ捨て、長距離バスで白馬村へ。22時30分到着。民宿で温泉を浴びる。

金曜日の朝、白馬駅前の観光案内所で、地元の登山道具専門店のご主人が出迎えてくれた。初夏の山登りに必要な道具を、アドバイスを頂きながら購入。ピッケル、アイゼン、雨具、雪山サングラス、革手袋など。ショップ開店前の2時間ステイ。すばらしい登山道具コンサルティングセールス。店長の松本さん、どうも有難う。
http://web.hakuba.ne.jp/powder/goods/goods_top.html
http://powder.cocolog-nifty.com/powder/

八方尾根からケーブルカー、ロープウェイで登山口へ。途中の兎平で、白馬町を見下ろすパラグライダーの教習ライブを横目にみながら登山開始。

山登りの醍醐味。まだ冬の雪が積もり残る山の景色と初夏の緑の強烈なコントラスト。積雪が残る傾斜45度の尾根沿いの雪道はアイゼンがないとどうにもならない。

携帯電話のカメラでスナップした300枚の唐沢岳頂上までの写真は、大変良好に撮影できた(Softbank 705SH)
http://www.flickr.com/photos/yokonov/sets/72157600348438104/

途中、雷鳥の夫婦3組に出会う。携帯のカメラを近づけても、まるで物怖じしない。20センチまでカメラを近づけて撮影。

18:30唐沢岳山頂にある山小屋に到着。僕のほかは2組の登山者が宿泊しているだけだった。食事の後、東京のコンビニで買った、ウィスキーの小瓶を片手に立山連峰を眺める。今晩は珍しく景色が見えた。剣岳を頂点とする立山の山脈の麓に雲海が真っ白く佇む。まるで、立山の山々が白骨温泉に浸かっているような景色。山小屋の人も珍しい景色だと言っていた。


陽が昇る前の4時に起床。土曜日の朝。牛首の山頂まで、ご夫妻で東京から山の撮影目的こられていた方が岩場に三脚を立てて撮影に夢中になっていた。

その脚で、標高2632メートルの唐沢岳頂上へ。朝食の後、再び雲海の温泉に浸かる立山を眺めながらコーヒーで一服。柳宗悦「手仕事の日本」を読み始める。


身支度をして、牛首山山頂にあがる。天気がよく、陽射しがつよかったので日光浴に決める。紫外線が強烈な山頂、半裸での5時間の日光浴のプチバカンスは最高のバカンスだった。

http://www.dailymotion.com/video/x28cbn_20070630karasawadake
Photos taken by Victor Yokono, Musique by Antonio Carlos Jobim, "Aguas_de_Marco" アントニオ・カルロス・ジョビンの軽快なボサノバの曲調に最も似合った、初夏の唐沢岳登山でした。山万歳!

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